「除霊」と「浄霊」は語感が似ていますが、実はまったく異なる意味を持った言葉です。
それぞれの言葉の意味を正しく理解していないと、間違った方法で霊を払ってしまうかもしれません。
根本の方法が間違っていれば、どんなに高尚な神職にお祓いをしてもらっても効果がないので注意が必要です。
まずは知っておくべき除霊と浄霊の違い、そして浄霊の最上位とされる完全浄霊についてご説明していきます。
そもそも【除霊】とはどういうもの?

除霊とは文字のごとく「霊を取り除く」というお祓いの一種です。
ここで勘違いされやすいのが、「取り除く」の意味です。
良くない霊が肩に憑いている場合は、除霊を行うと肩からは離れていきます。
しかし、あくまでも肩から離れただけで、霊がいなくなったわけではありません。
除霊が終わってもまだ霊は自分の近くにいるので、また肩に戻ってくることがあるのです。
つまり除霊をすれば「一時的」に霊を取り除くことはできるのですが、「完全」に取り除けるわけではないということ。
はい、除霊しました!
また体調が悪くなったり、憑依してしまったら来て下さいね!
イメージとしては
公園で過ごしているハトに、人間が近づくと飛んで逃げますが、人がいなくなると元の場所に戻ってくる感じです。
除霊は霊障を
根本的に解決はできる方法ではないのです。
あまり耳にしない
浄霊とは?

もうひとつ、除霊とは別に浄霊という方法があります。
浄霊は「体に憑いている(憑依している)霊を天に送り届ける」という方法です。
浄霊は強制的に霊を体から引き離す「除霊」と違い、憑いている存在の悲しみや苦しみを取り除き成仏してもらいます。
つまり霊障の原因を「取り除く」のではなく、「完全になくす」という方法で現在起きている霊障を根本から解決できるのです。
ここまでの説明で「なぜ除霊の方がよく一般的に知られているのか?」不思議に思う方もいるかもしれません。
その理由は浄霊には霊能力の強さと高い技術を兼ね備えた人しかできないからなのです。
そして、これだけの能力を持った霊能者は現在、ほんの一握りしかいないので、浄霊よりも除霊の方がメジャーなのです。
とは言え、浄霊ができる霊能力者を真剣に探せば出会える可能性はあります。
ただし運良く出会えて浄霊をしてもらったとしても、二度と霊障が起こらない保障はありません。
浄霊は確かに霊を成仏させますが、この世には他にもたくさんの霊がいるため、霊媒体質の方は違う霊が憑いてしまうことがあるのです。
「それでは何をしても無駄ではないか」と落ち込んでしまうかもしれませんが、解決方法はあるので諦めないでください。
その解決方法となるのが、次に解説する
「浄霊の最上位 完全除霊」です。